糖尿病になるとどんな生活になるのか

糖分が含まれたお菓子は体や心に癒しを与えます。

仕事上がりにスナック菓子やチョコレート菓子、コーラなどの炭酸飲料をついつい買ってしまう方も多いでしょう。

カフェでは生クリームたっぷりのフラペチーノやドーナツなども魅力的です。

ご飯は大盛りで毎回食べたり、ラーメン屋に行くとラーメンも大盛りしか頼まない人もいるでしょう。

しかし、このような生活では糖尿病になります。

この記事では、そんな糖尿病なるとどういう生活になるのか解説していきます。

軽い症状から糖尿病が判明

まず、一番初めに出てくる不調は片耳が聞こえづらくなることの場合も多いかもしれません。

気のせいかと思う人も多いですが、食生活が乱れていて、かつ症状がなかなか収まらない場合は病院で検査を受けてください。

病院に行って血液検査を受けると30分ほどで糖尿病か診断できます。

糖尿病には2つのタイプがある

糖尿病は、糖分の過度な摂取でなってしまうとお思いの方も多いと思います。

しかし、それは正確ではありません。

具体的には、糖尿病にも種類があります。

どちらかというと、Ⅱ型糖尿病というのが糖分の過度な摂取と運動不足によりかかる病気です。

Ⅰ型糖尿病は、未だ明確な原因がよくわかっていません。

しかし、体質が主な原因だと考えられています。

糖尿病は、尿に糖分が含まれ甘くなるとお思いの方も多いと思います。

正確には、インスリンという、血液内の糖を抑える成分を自分で作り出すことが出来なくなる病気です。

インスリンを体内で作り出すことができないため、判明した翌日から毎日、自分でインスリンの注射を打つことになります。

また、治るか気になる方も多いと思います。

Ⅱ型糖尿病は治ります。

しかし、残念なことにⅠ型糖尿病が治ることはありません。

インスリン注射を毎日打つ生活

糖尿病が判明した日から毎日インスリン注射を自分に打ち込む生活が始まります。

痛いです。

打つ場所は基本お腹のへそか太もものあたりです。

まれにインスリン治療が途中で中止される場合もありますが、これがほとんどの場合一生続きます。

明日も明後日も大みそかも来年も10年後もです。

映画に没頭しているときも、恋人の家でいい感じになっているときも頭の片隅にインスリンがあります。

人前で打つわけにもいかないので、自宅やトイレで打ちます。

命にかかわる病気のため、定期的な通院と血糖値のチェックを怠ってはいけません。

そのため、毎月約2万円を診察料、インスリン代、薬剤代、調剤代、などもろもろに支払わなくてはなりません。

合併症状が恐ろしい糖尿病

糖尿病患者は、体から糖分を抑えるインスリンが出ません。

正確には、Ⅰ型糖尿病はインスリンがほとんどでていません。

Ⅱ型糖尿病はインスリンの出が悪い状態です。

そうなると血液内の糖を抑えることができません。

そのため、血がドロドロになり血流が悪くなります。

その糖を排出するために、のどが渇いて水分が欲しくなります。

また、そのせいで頻尿になります。

よく聞く、甘い匂いの尿が出るようになります。

また、吐き気や頭痛もでます。

夜中にに足がつることもよくあります。

しかし、これはまだいい方です。

糖尿病の最も怖い症状は、聴覚障害になったり、失明したり、足が壊死したりして切断することです。

なぜ、聴覚障害になるのかというと、高血糖が耳の血管や神経にダメージを与えて聴力を奪っていくためです。

また、足が腐るのは、血がドロドロして血流が悪くなって心臓から最も遠い足まで血液がいきわたらないためです。

ずっと続いていくと思いがちな普通の生活から一転、一気に目の前が真っ暗になった気がします。

食事での我慢

当たり前ですが、食事も変えなければなりません。

糖尿病になるとわかるのですが、今の世の中は砂糖であふれています。

外食でもカレーライスなどご飯が多いものは原則禁止、甘いジュースやポテトチップスも禁止です。

友人と遊びに行くときも、みんながライス大を頼む中、ライスは少なめか頼まず、我慢しなくてはなりません。

ライス小でもしっかりインスリンを打たなければなりません。

もちろんライス大はダメです。

デザートもダメです。

今の世の中の人は、お金を稼ごうとするあまり、健康を害してでも働こうとします。

しかし、一度失った健康をお金で回復させることは難しいです。

 

以上が糖尿病になった場合の生活の一例です。

このように、糖尿病になると生活は厳しいです。

また、周囲からの理解も必要です。

覚えていただけたでしょうか?