もし生き埋めになったらどんな対処をすればいいのか
地震や土砂崩れなどの災害は突然おこります。
もしそのような災害に遭った場合、家などの倒壊も起こりえます。
そうなると、気付いた時には目の前が真っ暗になり、息苦しく暗い空間に閉じ込められます。
夢かと疑いたくもなりますが、生き埋めになることは誰にでも起こりえることです。
この記事では、このようにして生き埋めになった時の状況とその対応について解説していきます。
土砂で生き埋めになると動けない
土砂やがれきが腹部にのしかかると、その重さで肺が圧迫されます。
また、それらの重さで動くことはおろか、関節すら曲げることも十分にできないかもしれません。
ゾンビは土から出てくるイメージがありますが、あんなことは現実には起こりえません。
それほど土砂は重いことを実感します。
そのままでいると命の危険があります。
あと数時間ももたないかもしれません。
体の上に覆いかぶさっている土砂を押してはみるものの、ビクとも動きません。
また、とても息苦しくなってきます。
むやみに叫ばない
こんな状況のときにどうすれば助かるのでしょう?
まず、この状態が1週間以上続くかもしれないことを想定します。
すると、大きな声をむやみに出すことで助けを呼ぶのは、体力を消耗してしまい
命取りになります。
よって、近くに人の気配がするときにだけ助けを大声で呼ぶことが最善です。
それまでは体力を温存します。
また、息ができそうな空間を見つけたいところですが、動けないためなかなか思うようにいかない場合もあります。
さらに、鼻と口の周囲の土砂は呼吸のたびに入ってくるため、深呼吸をすることができません。
このような状況下で大きな声を出すのは死の危険があります。
尿により発見しやすくなる
まずこの状況で行うべきは尿をすることです。
体を動かさず、声も出さず、下半身も見ずに排尿します。
ここで排尿をするのは、もちろん背徳感を得るためにズボンをはいたまま尿をするわけではありません。
尿のニオイに反応してレスキュー犬やレスキュー隊などが発見しやすくするためです。
その後は周囲に誰か来ないか耳をすませるたけです。
自分を励まして諦めない
次第に体がしびれてきます。
予定が狂ったことを思い浮かべるかもしれません。
しかし尿をだしたらあとは、落ち着くべきです。
パニックになると状況は悪くなりますし、絶望してしまったらそこで終わりです。
雪山での遭難の場合の鉄則として、みんなで励ましあうことがありますが、これと同じです。
人は希望がほんの少しでもある限り、それを糧にして生き残ることができます。
そのため、複数人いるときは励まし合うことが大事です。
しかし、1人でいる場合もあります。この場合は、楽しいことを思い浮かべることが大事です。
今後の楽しいことを考え、諦めないことが大事です。
足音が聞こえたら、大声で助けを呼ぶ
その後数時間が経過すると、息が続くのもギリギリの状態になります。
助けが来るのを願いながら待ちます。
助けが来ると、足音が聞こえてくるなど、人の気配を感じます。
そこで初めて大声で叫び、助けを呼びます。
それに気付かれれば救助されます。
以上が生き埋めになった時の対処法です。
経験しない人が多いですし、経験しない方がいいことです。
しかし、誰にでも起こりえることです。
是非覚えてください!